ニセ八ヶ岳
関東も梅雨入りし雨の日が続く中、週末に晴れ間の見える予報が出たので、一度は行ってみたかった茅ヶ岳に訪れました。
茅ヶ岳は山梨県北杜市明野町にかまえる1704mの休火山です。
山の姿が八ヶ岳に似ていることから「ニセ八つ」という異名があります。(なんか可哀想)
また”日本百名山”の著者である深田久弥氏が山頂手前で病気で亡くなられた終焉の山としても有名です。
コース概要
JR中央線・韮崎駅からバスに乗り、深田記念公園(終点)で下車。
ここからスタートし、女岩を経由して茅ヶ岳山頂へ。
その後は金ヶ岳へ縦走し、明野ふれあいの里に下山。
そこから舗装路を歩き茅ヶ岳・金ヶ岳登山道入口バス停をゴールとしました。
バスの本数が少ないので、乗り遅れると精神衛生上良くないので、バスの時刻に合わせて計画しました。
コースタイム:5時間40分で計画(9時30分スタート・15時10分ゴール)
コース距離:約9.5km
ざっくりな行程:深田記念公園→女岩→茅ヶ岳→金ヶ岳→明野ふれあいの里→茅ヶ岳金ヶ岳登山道入口バス停
主な山:茅ヶ岳(1704m、二等三角点)、金ヶ岳(1764m)
高低差:↑910m ↓1114m
韮崎駅から女岩(立入禁止地点)まで
8時28分 JR韮崎駅に到着
八王子駅を6時35分に出発する中央本線松本行きに乗り韮崎駅に到着。
日差しは強いが雲はかなり多めの天候、微妙な天気ですが梅雨時なので仕方がありません。
みずがき山荘行きのバスを待つハイカーが大勢並んでいました。
瑞牆山や金峰山を楽しむのでしょう。
深田記念公園行きのバスを待つのは私も含めて数えられるほどでした。
みずがき山荘行きのバスが増便により、はけるまで時間がかかってしまったようで、私の乗った深田記念公園行きのバスは3分遅れの出発となりました。
バスは昇仙峡グリーンラインをガンガン上っていきます。
9時11分 深田記念公園に到着
定刻通りに終点の深田記念公園に到着。
駐車場の中を進んで行き、林道を少し歩いたところに登山口らしきとこに出ました。
ここで準備を整えてスタートします。
9時27分 登山口スタート
なだらかな直線の道を歩いていきます。
とても整備されていますが、滑りやすいので転倒注意。
歩いていると車なのかバイクなのか分かりませんが、爆音が響いてきます。
後で知りましたが、近くにサーキットコースあるんですね・・・静かに山の中を歩きたいのに台無しです。
途中車道を横切り山の奥へ入っていきます。
徐々に斜度がきつなってきて額に汗が流れるようになってきました。
女岩まではもうすぐのようです。
もうすぐだと持ったら、女岩は崩落の危険があるため立入禁止でした・・・残念です。
ここからは右手の急な岩場を上っていきます。
その前に一旦小休止しました。
女岩(立入禁止地点)から茅ヶ岳まで
小休止して息を整えた後、岩場を上っていきます。
岩場自体の距離は短いですが、岩場を越えた後も急登は続いていました。
矢印を確認しながら進んで行きます。
岩場の先はぬかるんでいる所が多く、滑りやすくて非常に歩きにくいです。
茅ヶ岳までのコースでこの女岩からコルに出るまでの間が一番きついですね。
ジグザグに急登を上っていきます。
11時00分 女岩のコル
立入禁止の場所から約30分、ようやく尾根に出ました。
ここから先も悪路が続くようです。
11時04分 深田久弥氏終焉の地
コルから少し行ったところに深田久弥氏が倒れたとされる場所がありました。
合掌・・・
しばらく進むと岩場にでました。
茅ヶ岳山頂まであともう少しです。
11時22分 茅ヶ岳山頂
登山口から約2時間で茅ヶ岳山頂に到着しました。
山頂は割と広いです。
あいにくの天気だったので眺めはイマイチでしたが、天気が良ければ素晴らしい景色が楽しめそうです。
ここで昼食を摂ることにしました。
いつものメニューです・・・
茅ヶ岳から金ヶ岳まで
12時08分 再スタート
次は金ヶ岳を目指します。
急な尾根坂を下っていきます。
なだらかな道になると今度は上りになります。
12時24分 岩門
少し険しくなり、岩門を潜ります。
きつい傾斜と暑さで心拍数が上がってきたので、この辺りはゆっくり上ることにしました。
振り向くと茅ヶ岳が見えました。
お昼を過ぎて気温がぐんぐんと上昇、足が前に進んでいきません・・・
12時50分 南峰
岩場を上っていき南峰に到着。
富士山方面の展望は良さそうですが、今日は曇り空なので良くありません。
12時59分 金ヶ岳山頂
南峰から下って上って約10分ほどで金ヶ岳に到着しました。
雲がなければ、南西方面の展望が良さそうです。
ここで小休止です。
金ヶ岳からバス停まで
13時05分 下山開始
金ヶ岳からは明野を目指して下山するだけです。
ですが序盤はまあまあ注意が必要です。
まずは岩場を恐る恐る下りていきます。
どうやら火口の横らしいです。
急な岩稜帯を慎重に下りた後は落ち葉の積もった道に変わりました。
道は狭く斜度もありますが比較的歩きやすいです。
もくもくと下り道を歩いていくと、標高1300mあたりから道も緩やかになってきました。
下界までだいぶ近づいてきたなと感じます。
14時20分 車道に出る
車道を左へ行くと右側に林道の入口があるのでそこを入って進んでいきます。
14時28分 下山
登山口の看板がありました。
ここからは2.5kmほど緩い下り坂の舗装路を歩いてバス停へ向かいます。
15時20分のバスには十分間に合いそうです。
この辺りの眺めはとても良いですね。
天気が良ければ最高なんですが・・・
15時00分 茅ヶ岳・金ヶ岳登山道入口バス停
20分ほど待ってほぼ定刻通りバスが来たのでそれに乗り韮崎駅まで戻りました。
お疲れさまでした。
トータルタイム約5時間30分。
大体計画通りな山歩きでした。
天気がイマイチだったのはちょっと残念でしたね。
もっと暑くなるかなと思っていたのですが、序盤は森の中がひんやりと涼しく、昼過ぎには気温が上昇したせいもあり少しバテ気味になりましたが、時折吹く涼しい風に助けられました。
登山道は全般的によく整備されていましたが、ぬかるみや滑りやすい所があちこちにあるので注意が必要です。
茅ヶ岳、金ヶ岳どちらも山頂付近は岩場になっているので慎重に登った方が良いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。
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