高水三山 – 人気の奥多摩入門コースを歩く

多摩百山
岩茸石山から高水山を望む

2023年11月19日登頂

奥多摩には「〇〇三山」と呼ばれるものがいくつかあります。

奥多摩三山(三頭山・御前山・大岳山)や戸倉三山(刈寄山・市道山・臼杵山)などがそうです。

そして今回は、高水三山(高水山・岩茸石山・惣岳山)と呼ばれるとても人気があるコースを歩いてきました。

高水三山

青梅から奥多摩へ入り、多摩川渓谷の北側、青梅丘陵からは北西部に位置する小さな山稜です。

ここに800mに満たない三つの山(高水山・岩茸石山・惣岳山)があり、それを総称して高水三山と呼ばれています。

JR青梅線の駅がスタートとゴールになっていて、コースタイムも丁度良く、奥多摩の山を気軽に縦走できるので、とても人気のあるコースです。

コース概要

高見三山を歩くのはかれこれ3回目です。

JR青梅線の軍畑駅をスタートして都道を歩いて平溝橋から高源寺方面へ、釣り堀場から登山道に入り、高水山、岩茸石山、惣岳山の三つの山を縦走して御嶽駅をゴールとしました。

御嶽駅からスタートする逆回りもアリです。

出典:国土地理院ウェブサイト(地理院タイルを加工して作成)
  • コースタイム:休憩時間を含めて6時間30分で計画(8:00スタート14:30ゴール)
  • コース距離:約10km
  • 高低差:↑1028m ↓1030m
  • ざっくりな行程:軍畑駅→平溝橋→釣り堀場→高水山→岩茸石山→惣岳山→御嶽駅
  • 主な山::高水山(たかみずやま、759m)、岩茸石山(いわたけいしやま、793m、三等三角点)、惣岳山(そうがくやま、756m)

軍畑駅から釣り堀場まで

7時40分 軍畑駅到着

青梅駅から奥多摩行きの電車に乗り換え、10数分で軍畑駅に到着。

軍畑駅を利用するのはもう何回目だろうか。

数えられるくらいだとは思うけど、だいぶお世話になっています。

7時50分 軍畑駅スタート

準備を整え売店の前を歩きだす。

いつものように踏切を渡って坂を下り、都道へ向かっていきます。

都道に出てからは車道を上がっていきます。

気温は7℃くらい、手袋をしていないと手が悴んで痛さも感じるくらいの寒さです。

気温7度 日陰は寒い
平溝橋を左へ入る

しばらく進み、平溝橋から左へ入り平溝通りを歩いていきます。

青梅丘陵ハイキングコースを歩くときはそのまま直進です。)

奥多摩の山里を感じながら川沿いの車道を歩いていきます。

Y字路に出たら道標通りに右方向へ緩い坂を上がっていきます。

8時20分 高源寺

トイレあります。

高源寺
トイレあります

高源寺から先は少し傾斜のある道になります。

陽がだいぶ昇ってきて日に当たると暑さを感じるくらいになりました。

5分ほど歩くと「多摩一合目」の石碑が立っています。

多摩1合目の石碑

8時33分 釣り堀場

車道はここまで、この先は登山道になります。

クマ出没注意の看板がありました。

ここで少し休憩をしながら熊鈴を準備しておきます。

釣り堀場から高水山まで

釣り堀場から先は登山道に入ります。

小さなダムがあるので急な階段を上がっていきます。

ダムには大きな蜂の巣があったので危ないので速やかに通過します。

ダムに向かって階段を上がる
大きな蜂の巣

階段の途中には三合目の石柱がありました。

階段も終わり森の中を歩いていきます。

三合目の石柱
山道らしくなってきた

登山道は人気コースなだけによく整備されていて歩きやすいです。

2回ほど橋を渡り四合目を通過。

9時03分 稜線に出る

傾斜のきつい道を上がりようやく稜線沿いに出ました。

ここで少し休憩、高水山までのちょうど中間地点といったところでしょうか。

再スタートしてしばらく進むと6合目の石碑。

途中にはベンチがありました。ここで休憩すればよかったかなと…

六合目通過
木のベンチがあります

道は稜線から外れてトラバースするように続いていきます。

いつの間にか八合目を通過。

八合目を過ぎたらまた稜線に出ました。

左の方へ進んで行きます。

9時33分 常福院を通過

常福院周辺は広くて東屋もあり、多くの人がここで休憩していました。

モミジも色付いています。

紅葉を少し楽しんで先へ進みます。

道標に沿って坂道を歩いていきます。

途中で御岳山と大岳山が見えました。

9時39分 高水山山頂

スタートから2時間弱で高水山に到着しました。

山頂は広くベンチもたくさんありますが、眺めはよくありません。

ここで休憩をとろうと思っていたら複数の団体さんが来たので、先へ進むことにしました。

高水山から岩茸石山を経て惣岳山まで

高水山を後にして少し急な坂を下っていきます。

下り切るとその先はなだらかなアップダウンが続きます。

高水山から少し急な坂を下りる
その先はアップダウンが続く

いくつかのアップダウンを越えて岩茸石山の麓からは急登を上がっていきます。

岩茸石山手前の分岐点
かなりの急登を上がっていく

10時10分 岩茸石山山頂

高水三山の中で唯一眺めの良い場所です。

この日は筑波山が見えました。

山頂は広めですが、ベンチは一つしかありません。

他は壊れてしまったと思います。

三等三角点を確認。

山頂に到着
山頂は広め
筑波山が見えた
三等三角点「岩岳」
高水山

ここでも混雑してきたので、あまり休まずに先へ進む。

残りは惣岳山。

ここからは関東ふれあいの道を歩いていきます。

まずは距離は短いですが、急登を下っていきます。

その先はいくつかアップダウンを越えていきます。

ロープが張ってある箇所は慎重に歩く
緩やかな道が続く

馬仏山を巻きながら進んで行くと眺めの良い場所に出ました。

右側にはフェンスがあり、鹿の食害対策がされています。

惣岳山まであと100mほどのところまで来ました。

今回の山歩きで一番きつい坂を上がっていきます。

岩場もある
今回のコースで一番きつかった

11時03分 惣岳山山頂

きつい坂を上り切り惣岳山に到着。

山頂は広いですが眺望は残念ながら皆無です。

青渭神社(あおいじんじゃ)の社殿が建っています。

惣岳山山頂に到着
山頂は広いが展望は無い

ここで昼食にします。

食事は相変わらずいつもの組み合わせ。

神社の社殿 金網で囲ってある
昼食はいつものやつ これは飽きない

惣岳山から御嶽駅まで

11時47分 再スタート

お腹も満たされたので支度を調えて再出発。

あとは御嶽駅に向けて下山するのみです。

御嶽駅までは約3kmほど歩くようです。

御嶽駅に向けて再スタート
御嶽駅までは約3km

序盤はわりと傾斜のある坂を下っていきます。

その後はなだらかになり、歩くスピードも徐々に上がっていきぐんぐん高度を下げていきます。

蜂の巣があるので迂回路を進む
なだらかな道 歩くペースも上がっていく

12時30分 分岐点

四辻になっている分岐点に来ました。

小さな峠のようです。

直進すると御嶽駅。

左へ行くと沢井駅方面。

右へ行くと丹縄地区。

もちろん直進します。

分岐点 御嶽駅まで1.5km
分岐点の先は急登

分岐点を過ぎるといくつかのピークを越えるようです。

かなり傾斜のある坂を上がっていきます。

だいぶ下界に近づいてきたのでバイクの走る音が良く聞こえてきます。

一つ目のピークを越えると鉄塔がありそこを横切っていきます。

鉄塔を横切る
ゴールまであと1kmだ

12時47分 412m地点

手作りの独標があります。

ひっそりとかわいらしい花が咲いていました。

ネットで調べたら「コウヤボウキ」という花のようです。

412m地点
コウヤボウキ

二つ目の鉄塔を横切ると道が少し狭くなってきます。

道なりに進んで行くと石段がありました。

下界はすぐそばのようです。

二つ目の鉄塔を通過
分岐は右の方へ
御嶽駅まで0.6km
石段が出てきた 下界まであと少し

13時09分 慈恩寺

石段を過ぎ、竹林の中を歩いていくとすぐに慈恩寺の脇に出ました。

竹林の中を歩く
お寺の脇に出る

御嶽駅からスタートする場合は、お寺の境内から建物の左わきを歩いていきます。

わかりにくいので参考までに・・・

御嶽駅からはここを上がり建物の左の方へ進む

青梅線の踏切を渡るとおそば屋さんがあります。

沢山の人が順番を待っていました。

機会があったら食べに行きたいと思います。

踏切を渡る
人気のあるおそば屋さん

13時15分 御嶽駅(ゴール)

坂を下り奥多摩街道に出たら右へ。

少し歩いて御嶽駅に到着。

お疲れさまでした。

奥多摩街道を右へ(御嶽駅バス停がある)
御嶽駅に到着

休憩も含めて約5時間25分の山歩きでした。

高水三山を歩いて思ったこと。

  • 道はよく整備されているけど、所々危険な箇所があり転倒注意。
  • 眺めが良いのは岩茸石山のみ、他の山では眺望は望めない。
  • 奥多摩ハイキングの入門的なコースですが、誰でも十分に楽しめると思う。

それではまた

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