大菩薩嶺 – 大人気の日本百名山を歩く

山歩き

しばらく奥多摩の山々ばかり歩いていたらちょっと食傷気味になってしまったので、深田百名山の中でも人気の高い大菩薩嶺へサクッと行ってきました。

コース概要

大菩薩嶺は山梨県の北東部に位置し、奥秩父山塊にあります。

深田久弥氏の日本百名山のひとつでもあります。

標高は2057m。2000m超えの山ではありますが、アクセスが良いので1600m地点からスタートすることができるため、日帰りでも楽しめる非常に人気の高い山です。

今回は一番ポピュラーなコースを歩いてきました。

出典:国土地理院ウェブサイト(地理院タイルを加工して作成)

ざっくりな行程:上日川峠→福ちゃん荘→大菩薩峠→さいの河原→雷岩→大菩薩嶺山頂→雷岩→唐松尾根を下る→福ちゃん荘→上日川峠

コース全長:約7.2キロ

高低差:上り下りとも591m

コースタイム:9時10分スタート、14時00分ゴールの約4時間50分で計画しました。

上日川峠から福ちゃん荘まで

上日川峠までは車でも行けるのですが、ゴールデンウィーク中ということもあり、駐車場が満車だったら悲しみしかないので、電車とバスで行くことにしました。

帰りの運転も渋滞やら睡魔との闘いやらが苦痛なので、最近はバスと電車を使って山行を楽しむことの方が多くなっています。

電車はJR中央線八王子駅で6時35分発の松本行きに乗り、7時40分に甲斐大和駅に到着。

甲斐大和駅に到着したときには、すでにバス停には30人ほど並んでいました。

去年の紅葉時に来た時は100人以上は並んでいた記憶があります。

大菩薩は人気ありますね。

8時10分発のバスに乗り、8時55分頃上日川峠に到着しました。

到着後、スタート前の準備とトイレへ、ここでも行列ができていました。

9時15分 上日川峠をスタート

トイレ行列のため5分遅れましたが許容範囲です。

ロッヂ長兵衛横から登山道に入ります。

上日川峠バス停
ロッヂ長兵衛横の登山道入口

先ほどもお話ししましたが、ゴールデンウィーク中ということもあってハイカーが非常に多いです。

熊との遭遇は無さそうなのはありがたいです。

ただ新緑の時期にはまだ少し早かったようで、新緑の中を歩く清々しさが感じられないのが、ちょっと残念ではあります。

新緑にはまだ少し早かったかも
木々の間から見える南アルプス

とは言ってもゆっくり歩いて自然を満喫しようと思います。

林道沿いの登山道を歩き、少しずつ高度を上げていきます。

南アルプスもチラッと見えます。

歩いていると遠くから鳥のさえずりが聴こえてきて気持ちよく感じます。

双眼鏡が欲しい・・・

道端にはタチツボスミレが咲いていました。

9時40分 福ちゃん荘

ここでちょっとしたアクシデントに気づきました。

スマートウォッチがフリーズしていました。

時間が9時15分を指したまま動いていなかったのです。

なぜか再起動もできないので、しばらく放置することにしました。

スマートフォンの時計が頼りです。

こういうことがあるので、スマートウォッチだけでなく腕時計も持ってきた方が安心できますね。

福ちゃん荘に到着
唐松尾根との分岐点
公衆トイレ 下山のとき助かった

数分ほど立ち休憩した後大菩薩峠へ向かいます。

福ちゃん荘から大菩薩峠まで

福ちゃん荘からはしばらく林道を歩いていきます。

途中賽の河原へ向かうルートがありました。旧道のようです。

福ちゃん荘からしばらく林道を歩く
旧道との分岐点

道端にはタンポポやキンバイ(?)が咲いていました。

今年になってから山の花にも興味をもつようになりまして、まったく詳しくないので、ポケット図鑑を持ち歩いています。

林道を歩いていくと、小さな橋に出ます。

近くには山小屋らしいものが建っていますが、廃館のようです。

橋を渡ったら沢に沿って左へ、ここから先は道が狭くなります。

と言っても軽自動車がなんとか通ることができるくらいの幅はあります。

橋を渡る
道が狭くなる

ぐんぐん山道を上がっていく。

後ろを振り向いたら富士山が見えてきた。

天気が良いからとても気持ちがいい。

木の隙間から富士山が見える
苔生したガレ場

橋から30分ほど歩くと介山荘が見えてきました。

大菩薩峠までもう少しです。

介山荘が見えてきた
大菩薩峠から続く稜線

10時35分 大菩薩峠

介山荘の脇を通り、大菩薩峠に到着。

いつ来ても眺めは最高ですね。

山頂までの最後のトイレ
ウイスキーボトルが並んでいる
大菩薩峠(撮り方が雑ですみません・・・)

奥多摩方面、南アルプス、富士山の素晴らしい眺望を楽しめます。

奥多摩、奥秩父方面
南アルプス方面
富士山方面

大菩薩峠から大菩薩嶺山頂まで

大菩薩峠から稜線を歩きながら眺めを楽しみつつ先へ進んで行きます。

上り切る手前が少し急なガレ場になっています。

踏み外して怪我しないよう慎重に上がっていきます。

大菩薩峠から稜線を歩く
ピークに出る手前のガレ場 慎重に

11時00分 食事休憩

天気もいいし、少しお腹も空いてきたので、登り切ったところで早めの食事休憩をとることにしました。

お昼ごはんはいつものやつてす
絶景があれば何でもご馳走になります

11時30分 再スタート

この先はまず賽の河原を目指します。

見晴台で眺めを楽しんだ後、賽の河原へ向かって下っていきます。

大菩薩の山頂方面も見えました。

賽の河原
大菩薩嶺の山頂方面

賽の河原の小屋を過ぎると上り坂が続きます。

途中小さな岩場もあるので気をつけて進んで行きます。

賽の河原を過ぎると上り道
小さな岩場もある

標高も2000m地点に近づいてきました。

この辺りからの富士山の眺めが一番好きです。

上日川ダム越しの富士山 紅葉の時季が素晴らしい

12時00分 2000m地点を通過

この先、広いスペースがあり眺望もきくので多くのハイカーが休憩していました。

標高2000mの標柱

12時10分 雷岩

大菩薩の山頂は眺望が利かないので、その手前にある雷岩で休憩をとる方が一番多い気がします。

雷岩からの富士山

雷岩を過ぎるといよいよ大菩薩嶺の山頂です。

ここから山頂までは15分程度です。

眺めの良い稜線から一転、木々の中を進んで行きます。

木々の中を歩いて山頂を目指す。

ごつごつした岩が多い道を上がっていきます。

歩きづらいので、先を急がずゆっくり歩いていきます。

ごつごつした石が多くなってくる 歩きづらい

12時23分 大菩薩嶺・山頂

山頂はそんなに広くはなく、標柱と三角点があるくらいです。

木々の中なので良い眺めも望めません。

大菩薩嶺山頂に到着
三等三角点「大菩薩」 地面からだいぶ露出してしまっている

特段何もないので、すぐに雷岩まで戻ります。

大菩薩嶺山頂から唐松尾根を経て上日川峠まで

12時33分 雷岩

雷岩まで戻り、上日川峠まで下山します。

下山は唐松尾根を歩いていきます。

約1時間程度のようです。

道標通り、右の道を下っていきます。

唐松尾根は道標通りに進んで行く 上日川峠まで55分
雷岩と別れる

唐松尾根は少し荒れていて斜度もあります。

滑らないように小幅でしっかり踏みながら下りていきます。

唐松尾根道 荒れていて斜度もある
尾根道からの眺め 景色を見るのは立ち止まってから

荒れた道をごりごり下っていきます。

しばらくすると急になだらかな道に出ました。

実はこの辺りでお腹の調子が悪くなってきまして・・・福ちゃん荘まではまだ少し距離があります。

少し足早に進むことにしました。

歩きづらい尾根道
なだらかな道に出る

13時16分 福ちゃん荘

無心に先を進んでいたら福ちゃん荘が見えてきました。

なんとか間に合いそうです。

到着後、急いでトイレに駆け込みました。

福ちゃん荘の建物が見えてきた
白いタチツボスミレ

危なかったです。

小休止して気持ちを落ち着かせて再スタート。

ゴールの上日川峠まではあと20分程度です。

福ちゃん荘から上日川峠までは往路と同じ道を歩いていく

バスの時間を確認したら14時発のようです。

ちょうどよい時間にゴールできそうです。

計画通りだったら次のバスになっていましたね。(次のバスは15時45分)

13時43分 上日川峠(ゴール)

すでにバスが2台停まっていました。

上日川峠に到着 後方にバスが2台待っていた

バスに乗り、甲斐大和駅へ戻ります。

天気に恵まれとても良い山行でした。

有給使って良かったです。

ではまた・・・

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