伊豆ヶ岳-奥武蔵の名峰を歩く

山歩き

奥武蔵エリア

埼玉県の南西部に位置する丘陵地帯を奥武蔵と呼んでいるようです。

ざっくりな解釈になりますが、飯能市=奥武蔵と言えばイメージしやすいのかなと思います。(間違っていたらごめんなさい)

その奥武蔵を代表する人気の山、伊豆ヶ岳をメインに関東ふれあいの道の一部を歩いてきました。

コース概要

西武秩父線・正丸駅をスタート地点とし、正丸峠を経由せずに伊豆ヶ岳へ、その先は高畑山、中ノ沢頭を縦走して天目指峠を越え、子の権現、浅見茶屋を通り抜けて吾野駅をゴールとしました。

駅から駅までのコースなのでアクセスは良いですが、下山後に舗装路を結構歩くのが残念かもしれません。

出典:国土地理院ウェブサイト(地理院タイルを加工して作成)

コースタイム:7時間で計画(8時出発、15時到着)

コース距離:約12.3km

ざっくりな行程:正丸駅→正丸峠分岐→伊豆ヶ岳→高畑山→天目指峠→子の権現→浅見茶屋→吾野駅

主な山:伊豆ヶ岳(850.9m、三等三角点)、高畑山(695m)、中ノ沢頭(622.7m、三等三角点)

高低差:↑1106m ↓1228m

正丸駅から伊豆ヶ岳まで

7時49分 正丸駅到着

西武線を乗り継いで正丸駅に来ました。

この駅で20人ほど降りていました。ほとんどが伊豆ヶ岳へ向かう方達のようです。

空は雲が多めでしたが青空も見える。まずまずの天気です。

西武線 正丸駅
案内板

8時スタート

ささっと朝食をすませ、荷物を整えて出発。

まずは階段を下りてトンネルを潜ります。

階段を下りて
西武線を潜る

トンネルの先は沢沿いの車道をしばらく歩きます。

沢沿いの道を歩くのは好きです。

沢を流れる水の音が心地よい。

ゆるやかな上り坂を歩いていきます。

車道を歩いていく
横には沢が流れている

私にはあまり関係ない安産地蔵尊や古い蔵なんかがあり、散歩気分で歩けます。

坂の勾配が少しずつきつくなってきます。

出発時は涼しさを感じましたが、陽が昇ってくると暑さも感じてきます。

8時26分 正丸峠分岐点

30分弱で分岐点に着きました。

ここで正丸峠へ向かうか、伊豆ヶ岳へ直接向かうかに分かれます。

今回は直接伊豆ヶ岳へ向かうコースを選びました。

車道とは別れここから山道になります。

分岐点
ここから山道

しばらくの間は沢沿いに歩いていきます。

長岩橋 短いけど
沢沿いの道を歩いていく

昨日の大雨の影響か分かりませんが、沢の流れに勢いがあるように感じます。

所々倒木もあるので、気をつけて歩いていきます。

沢から離れ急登を上っていく。

ここはきつく感じます。

体力温存するためゆっくりと上っていく。

かなりの急登 きつそうだ
稜線らしきものが7見えてきた あと少し

尾根に出たが、尾根もまあまあの斜度のようです。

少し息を整えてから進んで行きます。

尾根道 まあまあ傾斜がある

尾根を歩いていくと途中ザレ場になります。

ザレ場が切れた場所にちょっとしたビューポイント、良き眺めです。

ザレ場になる
小さなビューポイント

9時30分 五輪山

急登を上がっていくと広い場所に出ました。五輪山です。

五輪山

ベンチもありますが、展望は望めません。

少し休んで先へ進みます。

この先、男坂と女坂に分かれますが、男坂はほぼ通行禁止状態なので女坂を歩いていきます。

女坂でも優しくはありません。

滑りやすい
けっこう荒れています ロープ有り

女坂を登り切ると大きな岩がありました。

ここが伊豆ヶ岳かなと思ったらまだ少し先でした。

大きな岩 山頂はここから少し進んだところ

9時45分 伊豆ヶ岳

今回の主峰に到着。

思っていたよりも人が少なかったです。

展望も有りません。

山頂の様子 狭くはないけど休憩はしにくい
ここが山頂?
こっちが山頂?
三等三角点 「伊豆岳」

ここから縦走路になるようです。

奥武蔵ロングトレイルの小さな看板がありました。

いつかは挑戦してみたいです。(走りません、同じコースを歩くだけです)

奥武蔵ロングトレイル

伊豆ヶ岳から天目指峠まで

伊豆ヶ岳を後にして先へ進んで行きます。

当然下りから始まりますが、出だしは悪路なので滑落に注意。

10時12分 古御岳(こみたけ)

急登を上がり、20分ほどで古御岳に到着。

山頂には東屋とベンチが4つほどあり、木に囲まれた静かな所です。

古御岳から先は少し荒れた急な坂を下ります。

下り切るとなだらかになり、いくつかのアップダウンを越えていきます。

急な下り坂
なだらかになりアップダウンを越えていく

10時51分 高畑山

最後の上り坂を登り切り高畑山に到着。

ここの山頂も広めで休憩が取りやすそうです。

食事をしている方が多かったです。

高畑山まであと少し
山頂は広め 人が多かったので山頂の様子は省略

私もここで早めの食事休憩をとるこにしました。

食事はいつもの組み合わせ+とり五目のおにぎり

11時25分 再スタート

エネルギーを補給できたし、荷物もいくらか軽くなったので、気持ちにも余裕が戻ってきました。

林道沿いの山道を歩いていくと急に開けた場所に出ました。

使われていなさそうな鉄塔なんかもあります。

林道沿いの道

さらに林道沿いの道を歩いていくと巻道との分岐点に出ます。

中ノ沢の頭を踏みたかったので直登しました。

この先が分岐点 右へ行くと巻道 左は林道 上に登っていくと中ノ沢の頭

11時45分 中ノ沢の頭

三等三角点を確認、基準点名は「南川」

それ以外は特段何もありません。

三角点に浪漫を感じない方は巻き道を行った方が時短になります。

中ノ沢の頭から下り、また林道沿いの道をゆるやかにアップダウンを続けながら歩いていきます。

林道から離れると天目指峠へ向かって高度を下げていきます。

緩いアップダウンが続く
天目指峠へ向かって下っていく

12時13分 天目指峠(あまめざすとうげ)

一旦車道に出て数十m進んで行くと天目指峠に出ました。

東屋やら説明の看板なんかがあります。

東屋の左側から急登を上っていきます。

天目指峠から吾野駅まで

天目指峠から急登を上っていくと尾根に出ますが、まだまだ急坂が続いていました。

先を急がずペース配分を考えて上っていきます。

天目指峠からの上り坂
尾根に出てからも急坂

ピークに出たので小休止しました。

「関東ふれあいの道」とか優しそうなイメージですが、名前とは裏腹になかなか健脚なコースが多い気がします。

ふれあいの道なのか・・・
ピークに出たので小休止

気温も上がってきて体温も心拍数も上昇。

少しペースを落とし気味に先を進んで行く。

必然立ち休憩と水分補給も多くなってきてしまいます。

バリエーション豊かではあるが、とにかくキツイ・・・

12時59分 愛宕山

3つほどピークを越えて愛宕山に到着。

天目指峠から愛宕山の間が一番きつく感じました。

愛宕山 ピントが抜けていました・・・

愛宕山から下っていくと開けた場所に出ました。

広い道です。

子の権現の方へ進んで行きます。

広い道を歩いていくと谷の方に白い手がありました・・・謎です。

白い手 何でしょう・・・

13時10分 子の権現天龍寺(ねのごんげんてんりゅうじ)

「このごんげん」かと思っていたら違いました。

個人的に思ったことですが、観光地化してお金儲けに走ってしまったインチキ臭いお寺に感じます。

あくまでも個人的な思いです。

とはいえ、トイレを借りたので自販機でコーラを買って飲みました。

白い手やら謎の巨大仏像やら怪しさしかない
眺めは悪くない スカイツリーが見える場所があるらしい

10分ほど休憩して再スタート。

一旦車道に出てまた山道に入ります。

車道から山道に入るところの道標
吾野駅方面に向かう

ここからはひたすら下っていくだけです。

つずら折りに道を下っていきます。

道を下り切ると沢に出てさらに進むと小さな橋と小屋みたいなものがあります。

車道に出たようです。

沢に出た 小さな橋と小屋がある
降魔橋というらしい 厨二っぽい名前だ

ここから先は吾野駅まで舗装路を歩いていきます。

吾野駅まで舗装路を歩く

13時57分 浅見茶屋通過

お店には10人ほどお客さんが順番待ちをしていました。

人気店なんですね・・・美味しいのかな?

機会があったら食べに行こうと思います。機会があったらです・・・

浅見茶屋を通過する

舗装路を歩いているので山歩きから散歩な気分です。

特段何もないので少しワープします。

ユキノシタの群生
沢沿いの道を歩いていく

14時35分 東郷公園通過

東郷公園から橋の手前を右に待っていくのが本コースなのですが、誤って橋を渡って国道沿いを歩いていきました。

コースはこまめに確認しないといけませんね。

と言っても吾野駅には行けるのでドンマイです。

東郷公園の入口
本来はこの橋の手前を右に行く

14時57分 吾野駅到着

ほぼ計画通り、約7時間の山歩きでした。

今回のコースは整備されいる方だと思いますが、荒れている箇所が多くて歩きにくかったです。

もう少し整備の手を入れてもらえたらなぁと感じました。

また次回の山歩きもよろしくお願いします。

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