関八州見晴台 – 奥武蔵から見える大展望に憧れて

山歩き
関八州見晴台から丹沢方面を望む

2023年12月17日登頂

今年は暖冬だと言われていますが、12月ともなるとやはり朝晩は寒い。

空気も澄む時期になり、一度は行っておきたかった関八州見晴台に行ってきました。

関八州見晴台(かんはっしゅうみはらしだい)

関八州見晴台は埼玉県の飯能市と越生町の境にある山で、山腹には関東三大不動尊の一つ高山不動尊があり、山頂には奥の院がある。

国土地理院の地図上では「関八州見晴台」ではなく、「高山不動尊奥の院」と明記されている。

山頂からは、武蔵(東京・埼玉)・相模(神奈川)・安房・上総・下総(いずれも千葉県)・常陸(茨城県)・上野(群馬県)・下野(栃木県)の8つの州を眺望できたため、関八州見晴台と呼ばれるようになったそうだ。

コース概要

関八州見晴台へ行くコースはいくつもあり、西吾野駅から高山不動尊を訪れ、そこから山頂まで向かうコースが一般的なようだ。

今回は吾野駅から顔振峠を経由して尾根道を歩き、関八州見晴台に出た後は尾根道を下って西吾野駅まで下山するコースを計画した。

出典:国土地理院ウェブサイト(地理院タイルを加工して作成)
  • コースタイム:休憩を含めて7時間で計画(7時20分スタート・14時20分ゴール)
  • コース距離:約11km
  • 高低差:↑957m・↓897m
  • ざっくりな行程:吾野駅→顔振峠→傘杉峠→花立松ノ峠→関八州見晴台→高山不動尊登山口→西吾野駅
  • 主な山:顔振峠(かぶりとうげ 530m)、関八州見晴台(高山不動尊奥の院、771m)

吾野駅から顔振峠まで

6時54分 吾野駅着

飯能駅から西武秩父行きの電車に乗り20分ほどで到着。

天気は晴れ、風はやや強い。

この日の予報だと午後からかなり風が強くなるようなので、早めに下山したい。

吾野駅で降車した人は私以外に4人ほどだが、全員子の権現方面へ行ってしまった。

吾野駅 ここに来るのは2回目
御嶽山信仰の石碑 秩父御岳山とはずいぶん離れている

7時10分 スタート

準備を整えて出発。

駅から右へ進み階段を下りる。

車道に出たら右へ進み橋を渡る。

階段を下りる 結構急なので転倒注意
車道を右進み橋を渡る

国道299号線に出たらまた右へ進む。

鉄工所のオブジェ(?)がユーモアあってニヤッとしてしまう。

しばらく国道を歩く

しばらく進むと標識が見える。

顔振峠は左へ進むようだ。

顔振峠は左へ行く
ここを曲がる

左へ曲がり橋を渡るとY字路があるので、標識通り右へ進んで行く。

Y字路を右へ
緩い坂道を上がっていく

気温は4℃ 身体も温まってきたのでそれほど寒さは感じない。

初めての道標を確認。

顔振峠までは1.8kmほどのようだ。

気温は4℃ あまり寒さは感じない
顔振峠までは1.8km

7時43分 登山口

左カーブのところに登山口がある。

ここから林道を歩いていくようなので、熊鈴を準備しておく。

登山口 すぐわかると思う
林道を進んで行くようだ

30mくらい進むと登山道がある、ここを歩いていくようだ。

登山道らしき道
道標もある

登山道は林道に沿って延びている。

登山道を歩いていくと一旦林道を横切るが、最終的に同じ林道に出てそこからは林道を歩く。

ずっと林道を歩いていったほうが良い感じがする、意味が分からない。

林道を横切るが
結局林道を歩く 意味が分からない

しばらく進むとまた右へ延びる登山道がある。

登山道を入っていくと、すぐ左手に坂を上がっていく道があるのでその道を進んで行く。

ここから高度を上げていくようだ。

林道から右へ進む 道標あり
すぐ左へ坂を上がっていく
この辺りから高度を上げていく

高度を上げていくと民家が見えてきた。

一旦右に折れ階段を上がっていく。

民家が見えてきた 右に折れる
階段を上がる

階段を上がり切ると車道に出た。

車道を横切ってさらに上がってく。

峠まではあと0.3kmほどだ。

車道を横切る
顔振峠までは0.3km

車道を横切ってから50mほど進むと眺めの良い場所にでた。

奥多摩の山々が見える。

富士山も頭をひょっこり出していた。

奥多摩の山々 眺め良し
武甲山も見える
富士山も頭を出していた 手前右側は御前山

山の上に行くにつれて風もだいぶ強く吹いてきた。

今日ここに来るのをやめておけばよかったかなとちょっと思う。

摩利支天尊
横には休憩所

8時27分 顔振峠(かぶりとうげ・かあぶりとうげ 530m)

摩利支天尊から100mほどで車道に出た。

顔振峠に到着。

車道沿いに茶屋が何軒か並んでいる。

今回のコースを逆に回れば丁度良い休憩場所になったかもしれない。

弁慶が素晴らしい展望のため顔を振り返り眺めたのが由来と書いてある

ここで小休止。

次は傘杉峠を目指す。

顔振峠から関八州見晴台まで

顔振峠で少し休憩した後、しばらく車道を進んで行く。

走っている人やらロードバイクでヒルクライムしている人もチラホラいる。

スタートから車道ばかり歩いているので、ここまでのところイマイチ感がぬぐえない。

しばらく車道を歩く
車道ばかり歩いているのでイマイチなコース

8時54分 分岐点

20分ほど歩いて分岐点に到着。

ここから尾根道を歩いていくようだ。

傘杉峠までは0.7km、そんなに時間はかからなさそうだ。

分岐点 ここから尾根道へ
傘杉峠までは0.7km

分岐点からすぐに二又がある。

ここは迷わず直進する。

すぐに最初のピーク越え。

中々の急登を上っていく。

分岐点からすぐに急登 最初のピーク越えだ

9時05分 622m地点

後で知りましたが、ここには「チーター岩」と呼ばれる岩があるそうだ。

チーターの顔に見える岩があるらしい。

関東ふれあいの道を歩いていたと気づく
622m地点 左に折れる

ピークを越え、下っていく途中にベンチがある。

傘杉峠まではもうすぐそこではあったが、ここで小休止。

急な下り坂
途中ベンチがあったので休憩

9時20分 傘杉峠

休憩後さらに下っていくと車道が見えてきた。

車道に出たところが傘杉峠だ。

車道を横切りまた尾根道へ、次は花立松ノ峠へ向かう。

車道が見えてきた
傘杉峠 特段何もない

車道を横切り階段を上がっていく。

車道の向かい側
距離は1.1km
急な階段を上がる

15分ほどでまた車道に出た。

ここでまた車道を横切り尾根道を歩いていくのですが、少し時間に余裕ができたので黒山展望台へ行ってみることにした。

車道を右へ下っていく。

本来なら道を横切ってまた尾根道を歩く
時間に余裕ができたので黒山展望台へ

9時40分 黒山展望台

車道を下っていくと右カーブのところに展望台の入口がある。

階段を上がると展望台に到着。

東の方角が開けているが、なんてことはなかった。

さっさとさっきの場所まで戻ることにした。

先ほどの場所まで戻り再開。

急坂を上がっていく。

関東ふれあいの道は意外にエグイといつも思う。

急登を上る
ピークは巻いてくれた 助かった

9時59分 花立松ノ峠

また車道に出た所が花立松ノ峠だ。

車道は上っていく道と下っていく道の二又になっている。

上っていく道を歩いていく。

関八州見晴台まではあと1.8kmだ。

あと1.8km
車道を上がっていく

車道を100mほど進むとまた山道に入る。

ここから小さなアップダウンを繰り返し進む。

分岐点を過ぎて最後の急登を上がる。

また山道に入る
分岐点を過ぎると最後の急登

急登を上りきると平坦な道に出た。

見晴台まではもうすぐそこだ。

かなり風が強くなっている。

最後の急登を上がっていく
平坦な道に出た 見晴台までもうすぐそこだ

10時28分 関八州見晴台

見晴台に到着。

確かに見渡せるという意味では眺めはとても良い、だけどあまり感動はなかったというのが正直な気持ち。

奥多摩の日の出山とあまり大差ないと思う。

とはいえ奥武蔵周辺に行きやすい方にはお勧めできる。

祠が見えてきた
関八州見晴台に到着

東屋のベンチが空いたので、席を陣取りランチタイム。

冷たい風が強く吹いてきているので、できるだけ早めに撤収したい。

関八州見晴台から西吾野駅まで

11時10分 下山開始

山頂ではあまり長居はせずに下山を開始。

まずは高山不動方面へ下ってていく。

一旦車道に出るが、すぐまた山道に入り下る。

高山不動方面へ下る
車道に出るがすぐに山道を下る

11時25分 高山不動入口

下っている途中小さなピーク(丸山)を越えるとまた車道に出る。

右の方へ進んで行く。

下っている途中の小さなピーク「丸山」
車道を右の方へ

車道を進んで行き右カーブの所を左へ下りていく。

すぐに分岐点があるが、高山不動尊にはあまり興味がないので、西吾野駅方面へ進んでいく。

右カーブの所を下りていく
下る道
分岐点 西吾野駅方面へ

この辺りから轟音が聞こえてくるくらい風が強くなってきた。

下りの道はよく整備されていてとても歩きやすい。

「不動三滝・西吾野駅」方面へ進む
道は整備されていて歩きやすい

徐々に高度を下げていく。

標高400mを切ったあたりで電車が走る音が良く聞こえてきた。

下界まではもうすぐのようだ。

森の中は風が穏やかになる
途中には廃墟があった 茶屋の跡のようだ

民家が見えてきた。

左側の民家を過ぎたら右へ折れて下っていく。

民家のある道に出る
右へ折れる
右に折れたらまだ下る

12時25分 高山不動尊登山口

坂を下り橋を渡る。

車道に出たら左へ進んで行く。

西吾野駅まではあと1.1kmのようだ。

橋を渡り車道を左へ
高山不動尊登山口

西武線のガードを潜り道なりに進んで行く。

車道ばかり歩いている気がする
西武線のガードを潜る

また橋を渡りUターンするように坂を上がっていけば西吾野駅だ。

Uターンするように橋をわたる
坂を上がれば西吾野駅だ

12時43分 西吾野駅

西吾野駅(ゴール) 予定より大幅に早く到着できた

お疲れさまでした。

コースタイム約5時間30分、予定していたタイムよりだいぶ早くゴールできた。

今回思ったこと

  • スタートから関八州見晴台までの道は車道ばかりで面白味は半減する。
  • 見晴台からの眺めはまずまずだけど、また来たいかというと躊躇してしまう。
  • 強風の日は家で静かにしていたほうがいいかもしれない・・・

次回行くようなことがあったら、コースを変えて行ってみようと思う。

ではまた・・・

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